腰痛が右側だけに発症するのはなぜ?主な原因や対処法を詳しく解説
ある日突然発症してしまう、腰痛。「なぜか腰の右側だけがズキズキ痛い…」「右腰の痛みがなかなか治らない…」とお悩みの方は多いでしょう。
実は、腰の右側だけが痛くなるのには、さまざまな原因があるのです。そこでこの記事では、腰痛が右側だけに起きてしまう原因と対処法について解説します。
痛みの原因や適切な対処法を知り、つらい腰痛のお悩みを1日でも早く解消しましょう。ぜひ最後までお読みください。
目次
そもそも腰痛が起きる原因って?
腰痛の原因は多岐に渡り、そのほとんどは原因の特定が難しいものです。また、複数の要因によって腰痛が発症しているケースも多くあります。
実際、レントゲン検査やCT検査などの画像検査などにおいて、「腰の病気」として明確に腰痛の原因が診断されるケースは、全体の15%程度です。
そのほかの多くの腰痛は、仕事や日常生活で繰り返す動作や生活習慣、ストレスなどにより発症し、画像検査をしても原因が特定できないのです。
腰痛が右側だけに生じる主な原因5つ
腰痛は腰全体に起こる場合もあれば、片側だけに痛みが生じる場合もあります。では、右側だけに腰痛が起きてしまうのには、どのような原因があるのでしょうか。
ここでは、腰の右側だけに痛みが生じる主な原因を5つご紹介します。
筋肉の炎症が起きている
「仕事や日常生活でいつも同じ筋肉を使っている」「右手で重い物を持つ習慣がある」など、無意識に右側の筋肉を酷使してしまっていませんか。
このように右腰周辺の筋肉を多く使うと、知らず知らずのうちに右側の筋肉に疲労が溜まり、炎症を起こしてしまうのです。それが右腰の痛みとして現れます。
動き出した瞬間に痛みが走る場合や、足やふくらはぎに張りを感じる場合は、筋肉の炎症が原因である可能性が高いでしょう。
体のバランスが乱れている
日常生活の姿勢や動作によって体のバランスが乱れ、歪みが生じると、片側だけに腰痛が起こるケースが多くあります。
例えば、足を組んだり、斜め座りをしたり、座席の配置の都合で体を片側に向けて座ったりする姿勢を無意識にとっていませんか。
このような動作の積み重ねで体は歪み、腰痛が引き起こされてしまうのです。
骨盤周りが痛い方や、靴のかかとの減りに左右差が大きい方は、体の歪みが原因の腰痛かもしれません。
腰の神経が圧迫されている
冒頭でもお伝えした通り、約15%の腰痛は、腰の病気が原因で発症します。
代表的な腰痛をともなう病気には、「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」、「骨粗しょう症」などが挙げられます。
これらは、腰の神経が圧迫されて痛みが生じる病気です。腰の右側だけが痛い場合、右側の神経が圧迫されて痛みが生じている可能性が考えられます。
足の痺れなど腰痛以外の症状も現れている方は、これらの病気を疑いましょう。
内臓が弱っている
食事など生活習慣によるストレスで内臓が弱っている場合も、右側だけに腰痛が発症します。
内臓に負担をかける食生活をすると、胃や腎臓に疲労が溜まってしまいます。内臓に疲労が蓄積されると、次第に臓器が下がってきてしまい、その結果、腰の筋肉や神経が押されて腰痛が起こってしまうのです。
食生活の乱れに心当たりがある方や、体の中からも疲れを感じている方は、内臓が弱って腰痛が起きている可能性が考えられます。
女性特有の問題
右側だけに起こる腰痛は、女性特有の問題が原因である場合もあります。
女性特有の問題としてまず挙げられるのが、妊娠や出産による骨盤の歪みです。妊娠中や産後は骨盤が歪みやすく、腰痛も発症しやすい状態であるため、右の腰だけに痛みを感じるケースがあります。
ほかにも生理痛や、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気によって、右腰に痛みが生じる場合があります。
妊娠中や産後すぐの方、腰痛以外にも生理痛や吐き気などの体調不良を感じている方は、これらの女性特有の問題による腰痛かもしれません。
腰痛が右側だけに生じた時の対処法
ここからは、右側の腰だけに腰痛が起きてしまった時の対処法について解説します。
主な対処法は、以下の4点です。
- ・右側の筋肉に負荷をかける原因となる動作を控える
- ・姿勢を改善する
- ・食事など生活習慣を改善する
- ・医療機関や整骨院などを受診する
腰痛の原因に応じて、適切な対処を施すようにしましょう。
右側の筋肉に負荷をかける原因となる動作を控える
「仕事で同じ動きを繰り返している」など、特に右側の筋肉に負担をかける動作に心当たりがある方は、まずその動作を控える点が大切です。
重い物を持つ時は左手を使ったり、普段とは違う向きで動いたりと、右側の筋肉にかかる負荷を減らすよう意識します。
また、動いた瞬間に「痛い」と感じたら、すぐにその動作は中断し、別の動作や方法に変えるようにしましょう。
日々の生活の中で右腰の筋肉にかかる負荷を減らしていくことで、さらなる悪化を防ぎ、炎症が落ち着いていくのです。
姿勢を改善する
骨格の歪みや体のバランスの乱れで右側の腰に痛みが起きている場合は、第一に姿勢の改善を意識しましょう。
足を組んだり斜めに座ったりする習慣がある方は、まっすぐ座ることを心がける必要があります。また、仕事の合間に姿勢が乱れていないかを確認し、こまめに姿勢を正す習慣も身に付けましょう。
このように姿勢の改善を意識すると、次第に体の歪みが整い、右側だけに起きる腰痛を緩和させられるのです。
食事など生活習慣を改善する
内臓の疲労が原因の腰痛の場合、基本的な生活習慣を見直すことがとても大切です。
中でも気をつけたいのが、食事です。暴飲暴食や塩分・糖分の過剰な摂取は避け、バランスのよい健康的な食事を心がけましょう。それにより、内臓への負担を軽減させられます。
また、こまめな水分補給とストレッチなどの適度な運動も、生活習慣の見直しには欠かせません。
体を内側から整え、内臓と腰に負担をかけないようにしましょう。
医療機関や整骨院などを受診する
腰の病気が疑われる場合や、女性特有の問題を抱えている場合、また原因が分からない右側の腰痛が続く場合は、すぐに医療機関や整骨院などを受診する必要があります。
これらの原因で起こる腰痛は、専門的な診断や治療が必要不可欠です。また、受診が必要な腰痛を長期にわたって自己判断で対処してしまった場合、さらなる悪化も招きかねません。
このような事態を防ぐためにも、腰痛以外の症状がある場合や痛みが続く場合は、まずは医療機関や整骨院へ行くようにしましょう。
腰痛のお悩みはドリーム接骨院まで
腰痛の原因はさまざまで、それにより対処法も異なります。
「原因が分からないけど腰痛を発症してしまった」「右側の腰だけがずっと痛い」など腰痛でお悩みの方は、まずは整骨院を受診し、適切な治療を受けましょう。
ドリーム接骨院では、高い専門性と多様な治療法を駆使して、症状に合わせた施術を行います。腰痛でお悩みの方はドリーム接骨院まで、ご相談ください。