整体の肩甲骨はがしで肩こりが改善!自宅できるストレッチも紹介
慢性的な肩こりを抱え、「整体で肩甲骨はがしをしてもらおうかな」と悩んでいる方は多いと思います。肩こりはひどくなると、首や背中、腰などにまで痛みが及ぶ場合もありますよね。
この記事では、そんなつらい肩こりを改善するための肩甲骨はがしについて詳しく解説します。また、肩甲骨まわりの筋肉を柔らかくするために、自宅でできるストレッチもご紹介します。
この記事で肩甲骨はがしについて知り、つらい肩こりを改善していきましょう。
ぜひ最後までお読みください。
目次
肩甲骨まわりの筋肉が硬くなる原因とデメリットについて知ろう
「肩甲骨が硬い」状態とは、肩甲骨まわりの筋肉が肋骨に癒着して固まり、可動域が狭くなってしまっている状態を指します。
本来、肩甲骨は胸の真後ろに位置し、肋骨の上を滑るようにして動きます。それが日常生活のさまざまな原因によって癒着し固まってしまうと、肩甲骨は滑らかに動くことができず、こりや痛みが現れるのです。
ここではまず、肩甲骨まわりの筋肉が硬くなる原因とデメリットをご紹介します。
肩甲骨まわりの筋肉が硬くなる原因はなに?
肩甲骨まわりの筋肉が硬くなる最も大きな原因は、長時間にわたる筋肉の緊張です。例えばデスクワークによるパソコン作業や、ゲームやスマートフォンの娯楽など、私たちは生活のさまざまな場面で、つい長時間同じ姿勢をとってしまいます。
首や肩周辺の筋肉は常に頭や腕を支えているため、疲労が溜まりやすい場所です。このように長時間同じ姿勢をとってしまうと、筋肉が圧迫されて血行が悪くなり、肩甲骨まわりの筋肉の硬さや痛みへと繋がっていくのです。
肩甲骨まわりの筋肉が硬くなるとどんなデメリットがある?
肩甲骨まわりの筋肉が硬くなると、さまざまなデメリットが生じます。主なデメリットは以下の通りです。
- ・腕が動かしづらくなる
- ・肩が凝りやすい
- ・血行が悪くなる
- ・四十肩・五十肩に発展する場合もある
- ・代謝が落ちて太りやすくなる
このように、肩甲骨まわりの筋肉が硬くなると身体には多くのデメリットが生じてしまいます。筋肉はできるだけ柔らかい状態が望ましいです。
肩甲骨はがしについて知ろう
肩甲骨はがしは、肩こりを中心とした肩甲骨まわりのこりによる症状に効果的な、整体の施術の一つです。こりの原因である、肩甲骨まわりの筋肉と肋骨との癒着を引きはがしていきます。
ここでは、肩甲骨はがしの具体的な施術方法や痛みの有無について解説していきます。
肩甲骨はがしの施術方法はどんなもの?
整体で行う肩甲骨はがしでは、力任せに肩甲骨を動かすような施術はしません。まず筋肉のこわばりを緩めるところから始めます。肩甲骨の周辺をゆっくりとほぐし、徐々に筋肉が緩んできたら、肩甲骨はがしに移ります。
肩甲骨はがしでは、肩甲骨の下に手を差し込み、肩甲骨まわりにある日常生活で使われにくい筋肉を重点的にほぐしていきます。この要領でじっくりと施術を進めていくと、次第に肩甲骨まわりの筋肉のこりが解消され、肩甲骨の可動域が広がるようになるのです。
肩甲骨はがしは痛みを感じる?
肩甲骨はがしは言葉のイメージから、痛いものと想像されがちです。しかし実際は、肩甲骨はがしの施術による痛みはほとんど感じません。
中には肩甲骨が動かないほどこりがひどく、多少痛みを感じる方もいますが、基本的には筋肉を緩める施術であるため「気持ちいい」と感じる方がほとんどです。
肩甲骨はがしにはこんなメリットがある!
ここまで肩甲骨はがしについて解説してきました。それでは、肩甲骨はがしの施術を受けるとどんなメリットがあるのでしょうか。
肩甲骨はがしには、こりや痛みの解消以外にも多くのメリットがあります。一つ一つ詳しく見ていきましょう。
肩こりを改善できる
まず肩甲骨はがしの最大のメリットは、肩こりを解消できる点です。そもそも肩こりとは、肩甲骨まわりの筋肉が凝り固まって血行が悪くなり、肩甲骨の可動域が狭くなっている状態です。
肩がこってしまった際に肩甲骨はがしの施術を受けると、肩甲骨まわりの硬くなった筋肉がほぐれ、肩甲骨が大きく動かせるようになります。また、肩甲骨まわりの筋肉がほぐれると血行も良くなります。
そのため、肩甲骨はがしでは根本的な原因から肩こりを改善していけるのです。
冷え・むくみを改善できる
冷えやむくみと肩甲骨はがしにはあまり関係がないように思えますが、実はこれらには大きな関係があります。
冷えは、血行の悪さが原因で起こる症状の一つです。一方のむくみは、血行の悪さにより水分の巡りも悪くなり、体内に水分が溜まってしまう状態です。つまり、どちらも血行の悪さが原因になります。
肩甲骨はがしには、筋肉をほぐして血行を良くする効果があります。血行が良くなると代謝が上がり、冷えやむくみを改善できるのです。
四十肩・五十肩を予防できる
四十肩や五十肩は、肩甲骨まわりの筋肉の緊張や関節の炎症が原因で起こります。長年の仕事や生活習慣による身体への負担から、肩甲骨まわりの筋肉の緊張状態が慢性化すると、肩の筋肉や関節に大きな負担がかかり、四十肩や五十肩の症状が現れるのです。
四十肩や五十肩を予防するためには、日頃から肩甲骨まわりの筋肉をほぐし、筋肉や関節の疲労を取り除いておく必要があります。そのため、肩甲骨はがしは四十肩や五十肩の予防にとても効果的なのです。
姿勢を改善できる
巻き肩や猫背などの姿勢の乱れは、長時間のデスクワークやスマートフォンの操作といった日常生活の何気ない姿勢の積み重ねから起こってしまいます。そして巻き肩や猫背になると、肩甲骨まわりの筋肉がどんどんこわばり、やがてこりや痛みとして現れてしまうのです。
肩甲骨ほぐしで肩甲骨まわりの筋肉を緩めると、猫背や巻き肩などの乱れた姿勢が改善されます。こりの元になる姿勢の乱れを改善できますよ。
自分でできる!肩甲骨ほぐしストレッチをやってみよう
肩甲骨まわりの筋肉を柔らかく保つには、こまめなストレッチが有効的です。ここでは、自宅で簡単にできるストレッチを2種類ご紹介します。
タオルストレッチ
頭上から背中側にタオルを垂らし、逆側の手でタオルを掴みます。
胸を開き、背筋を伸ばしたまま20秒深呼吸をしましょう。
ねじりストレッチ
四つ這いになります。
右腕を左腕の下にくぐらせ、肩と腕、こめかみを床につけたまま、20秒深呼吸をしましょう。
このストレッチを生活の隙間時間に取り入れると、肩甲骨まわりの凝り固まりを予防できます。ぜひ実践してください。
肩甲骨はがしはメリットだらけ!整体でつらい肩こりを解消しよう
肩甲骨はがしは、肩周辺の筋肉のこりをほぐすためにとても効果的な施術です。そして肩こり改善以外にもたくさんのメリットがあります。肩こりや、こりからくる背中などの痛みに悩む方は、ぜひ整体で肩甲骨はがしを受けてみてください。
また肩甲骨まわりの筋肉は、日常生活の姿勢や動作の積み重ねで凝り固まってしまいます。今回ご紹介したストレッチを参考に、日頃から身体を伸ばしたり動かしたりして、肩甲骨まわりの筋肉をほぐす意識を大切にしましょう。