つらい寝違えとおさらば!動けないときの応急処置と予防法を紹介!
ひどく寝違えてしまうと、ベッドから起き上がれず、全く動けない場合もあります。
この記事を読んで、そんな状態になってしまったときに、すぐに動けるようになる方法やするべき応急処置、するべきではない応急処置を理解しましょう。
また、今後同じように寝違えないために、寝違えを起こす要因と今からできる予防方法も紹介します。
ぜひ最後まで目を通して、つらい寝違えから解放されましょう。
目次
すぐに動けるようになる。寝違えたときの応急処置
この記事を読んでいるあなたは、ひどく寝違えてしまい、動けない状態にある、もしくは身近な方がその状態にあるのではないでしょうか。この項目では、応急処置ですぐに動けるようになる方法を紹介します。
今すぐやるべき応急処置
ひどく寝違えてしまい、動けないときにやるべき応急処置を3つ紹介します。この応急処置をきちんと行えば、すぐに動けるようになります。
- ・アイシング
- ・ストレッチ
- ・市販薬の服用
ただし、焦りは禁物です。まずは楽に感じる位置から無理に動かさず、ゆっくりと時間をかけて応急処置を施しましょう。
そして、応急処置で痛みがおさまらない場合は、当院などの専門家に早めに相談するようにしましょう。
アイシング
患部が熱を持っていて、強い痛みがある場合には、保冷剤や氷嚢などを使い、患部をアイシングしましょう。アイシング時間の目安は10-15分程度です。
直接当てると凍傷のリスクがあるため、タオルなどでくるんで患部に当てます。腫れや熱が引いて、少し楽になってきたらアイシングをやめ、次は少し温めましょう。
アイシングは血流を抑えて一時的な鎮痛効果を得るために行うため、冷やし過ぎると逆効果になる可能性があります。
ストレッチ
アイシングで少し楽になったら、患部をほぐすストレッチを行います。患部に直接触れないのがポイントです。
首が痛む側の腕を少しずつ後ろに下げ、自然に止まったところで20秒程度固定します。これを2回繰り返しましょう。
続いて、痛む側の手のひらで真後ろのベルト位置を軽く抑え、肘を後ろに引き、20秒程度キープしましょう。こちらも2回繰り返します。
最後に、痛む側の手で肘を120°程度開き、その角度をキープしたまま腕を少しずつ後ろに引き、同様に20秒程度キープします。こちらも2回繰り返しましょう。
逆側の腕でも同じ動きを1回ずつ行います。両腕のバランスを取るためです。
市販薬の服用
とにかく痛みを早く抑えたい方は市販の痛み止めを飲んでみましょう。
一番手に入りやすいのは、ロキソニンです。
アセトアミノフェンと呼ばれる鎮痛剤が入っている市販薬であれば、痛みを抑える効果が期待できます。
寝違えを頻繁に起こす方は、寝違えてしまったときに備えて、枕元にロキソニンなどの痛み止めとペットボトルやコップの水を置いてから寝るようにすると安心です。
やってはいけない応急処置
1つ前の項目では、やるべき応急処置を紹介しました。この項目では、逆にやると逆効果になりかねない応急処置を2つ紹介します。症状が悪化し、長引く可能性があるので、絶対に避けてください。
患部を温める
やってはいけない応急処置1つ目は、「患部を温める」ことです。寝違えは患部が炎症を起こしているため、温めと血流が増加し、痛みがより強くなります。
先程紹介したように、まずはアイシングで血流を抑え、痛みを和らげましょう。
患部を揉む
やってはいけない応急処置2つ目は、「患部を揉む」ことです。次の項目で詳しく紹介しますが、寝違えは筋肉が軽い肉離れを起こしている状態を指します。その患部を揉むと症状がより悪化してしまうので絶対NGです。
つい患部を触ってしまいたくなる気持ちは理解できますが、症状の悪化を防ぐために堪えましょう。
寝違えとは – 軽い肉離れ
ここまで、寝違えてしまったときの対処法を紹介してきました。ここからはそもそも寝違えを起こさないための予防法を紹介していきます。
まずは寝違えがどのような現象なのかを紹介します。
寝違えとは、首の筋肉が軽い肉離れによる炎症を起こしている状態です。次の項目で寝違えてしまう原因を紹介します。
寝違える原因
この項目では、寝違えを起こしてしまう原因を紹介していきます。当てはまる要因がないかチェックしてみましょう。原因を正しく理解し、正しい対処をすると寝違えを起こす可能性を下げられます。
血流が悪い
寝違えを起こす原因の1つは「血流の悪さ」です。血流が悪いと筋肉が硬直しやすく、就寝時に寝違えを起こしやすくなります。血流が悪くなる原因はさまざまありますが、就寝時の部屋が寒いと寝違えを起こしてしまいやすいです。
枕が合っていない
「枕が合わない」ことも寝違えを引き起こす原因です。人間の首は、頭の重さを支えるために湾曲していますが、枕の高さが合っていないと、この湾曲形状が崩れて姿勢の悪化を招きます。
姿勢が悪化すると首への負担が大きくなり、寝違えを起こしやすくなります。特に高さが大きい枕を使っている方は要注意です。枕を選ぶときはこの湾曲形状を崩さない枕を選ぶのが寝違え予防の第一歩です。
寝返りが打てない
人間は就寝時に、首に負担がかからないように無意識のうちに寝返りを打ちます。しかし、過度な疲れや泥酔などによって深過ぎる眠りについていると、寝返りを打たず、寝違えを起こしやすいです。
また、眠りが深過ぎると、無理な姿勢で寝てしまい、長時間同じ場所の血管や神経が圧迫されて寝違えの要因となります。
つらい痛みとおさらば!寝違えないためにできる予防法
前の項目で、寝違えを起こしてしまう原因を紹介しました。寝違えを起こしてしまってから対処するのではなく、しっかり原因を理解して、正しい対策を取って、寝違え自体を予防しましょう。
自宅でできる予防法
まずは自宅で自分自身でできる予防法を紹介します。少し意識するだけで簡単に改善できる方法ばかりなのでぜひ取り組んでみましょう。
寒い状態で寝ない
寒い状態で寝ると血行が悪化し、寝違えにつながりやすいと説明しました。寒い冬はもちろん、夏場でもエアコンで部屋を冷やし過ぎたり、扇風機の風を直接当てながら寝たりすると血流が悪化しやすいので注意しましょう。
枕を変える
枕の高さが合っていないのも寝違えの要因です。自分が楽に眠れる高さの枕を使うのが正しいとされていますが、自分で枕が高いと感じている方は一度もう少し低い枕に変えてみましょう。
ストレッチ
仕事で長時間デスクワークをしている方は肩こりが寝違えに繋がっている可能性もあります。寝違えに関連している首まわりの筋肉をほぐすと、寝違えを予防できます。
寝る前に首を左右に伸ばしたり前後に伸ばしたりして、筋肉をほぐしておきましょう。
アドバイスが欲しい時は整体へ行こう
「寝違えをよく起こしてしまうので、一度詳しくみてもらいたい」方は整体院の受診も考えてみましょう。整形外科でも診察してもらえますが、湿布や注射などの対症療法になりやすいです。
一方で整体では、骨格の矯正や首以外の部分のマッサージをして首への負担を減らすなど、根本治療をしてくれるところが多いです。
何度も繰り返す寝違えに悩んでいる方は、一度近くの整体院に相談してみましょう。
まとめ – 寝違えを防ぐには普段からの予防が大事
この記事では、寝違えてしまって動けないときにすぐに対処できる方法と、そもそも寝違えを起こさないためにできる予防法を紹介しました。
寝違えを防ぐためには、日頃から少しでも意識して首のストレッチをしたり、就寝環境を整えたりするのが大事だと理解してもらえたと思います。
この記事を読んで、毎日気持ちよく目覚められる人が増えると嬉しいです。